共稼ぎのメリット・デメリット

ライフプラン

本日は、共稼ぎをなされている方からのご質問から、雑感を述べさせていただきます。

この数年の住宅購入者における共稼ぎ世帯は多く、住宅ローン金利低下の影響もあり一世帯当たりの貸出金額は2500万円前後で推移しています。比較的にお若いご夫婦の方も多く、世帯で収入合算すれば家賃並みの負担で購入が可能なことから、マイホームを取得されていることが伺えます。

近年の国内の労働力は、女性の社会進出によって相当量リカバーされていますが、反面、少子化という壁の問題もあり、子育てとの両立をかなえることも現実視しなければなりません。

従いまして、行政や企業も、女性の就労に関してもっと積極的に対策を練って、実行してゆかなければ産業構造や社会福祉に関しても憂いを残すことになりかねないと真剣に考えてゆかなければなりませんね。

お読みになられた方からのご感想をお待ちしております。

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<ご相談>自分は愛知県の農協で働いています。そこで出会った同期の彼女と結婚する予定です。自分が働いている農協は営業ノルマがとても厳しくて、夫婦二人農協で働くとなるととても不安です。しかしながら、彼女と自分は同い年で29歳でいい年なので転職するとなかなか面倒で大変だと思っています。二人とも年収は400万くらいです。今後のことを考えるとこのまま2人とも同じ職場で働く方がいいのか、どちらか転職した方がいいのかいろいろ選択肢があると思いますが、正解が分かりません。一度プロの目からアドバイスがほしいです。一般的に転職するとなると、男と女だとどちらが有利で、条件がいいところに働けるのか、具体的な事例を合わせて説明してもらえると助かります。

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ご相談ありがとうございます。

埼玉県のブレイン・トータル・プランナーの舘野です。

私も前職は金融グループにおりましたので目標に対するプレッシャーは理解できるつもりです。また、金融関係の職場は閉鎖的な部分も多いですから、ご夫婦で働くとなると気苦労も伴うでしょう。特に農協は地域密着型の金融機関ですから、組合員様に対する気苦労も多いことと思います。

確かに中途採用におけるハンデは少なくなってはいますが、就業者の内訳を見るに総務省「労働調査」によりますと2018年における非正規雇用者数は毎年増加傾向であり、構成比も38.3%と高めです。特に女性は56.4%が非正規雇用者であり、男性の22.3%と比較しても2倍以上となっています。

その背景としましては、女性が20代後半から婚姻によって退職する割合が高く、一定の時期を過ぎてから新たにパート社員として就業するためです。

このような環境は、正社員として働く希望を持たれた女性にとって良い環境となっているとは言い難いです。従いまして、再就職される方の経験や実績、能力が重要であり、望んでいる業種や職種への転職が必ずしも約束されているわけではありません。また、現在のような新型コロナウィルスによる経済が混迷している事も加味致しますと、ベンチャーや外資系でない限り、中途採用を積極に実施されているとは言い難いと思います。

ご夫婦でご結婚後も体力・精神的にきつい事も有ろうかとは思いますが、現在のお仕事をお続けになる事が将来の生活設計としてもお勧め致します。但し、地方金融機関の現状は厳しいものがありますますので、どのような産業変化があるとも限らず、あくまでも家計の安定性という点からの意見とお考え願います。

最後に、FPとしてライフワークプランをシュミレーションしてゆきますと、老後における準備で圧倒的に優位なのが「パワーカップル」と言われているご夫婦です。なぜなら、厚生年金の企業との掛金が折半であることが挙げられます。

お住まいの愛知県であれば、転職先の候補も少なくはないとは思いますが、もし非正規採用となった場合には、働き方や企業規模によりまして、上記のような厚生年金からの恩恵を受けられない場合もございますのでご判断の一部に留めおかれますようアドバイス申し上げます。

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